課 外 授 業

緑ちゃん倶楽部 第二回 課外授業

こちらのイベントは終了しております。ご参加、ありがとうございました。

「川村ケンと一緒にステキな音楽を聴きましょう その1 キース・ジャレット
奇蹟のピアノ・インプロヴィゼーション」

 

イ ベ ン ト 詳 細

2012年10月7日(日)

昼の部 14:00開始 〜16:30頃終了予定
夜の部 17:30開始 〜20:00頃終了予定

昼の部、夜の部、両方とも、限定10名様での開催です!

 

2012年12月18日(火)平日開催

昼の部 11:45OPEN 12:00START〜14:30終了予定
夕方の部 15:45OPEN 16:00START〜18:30終了予定

昼の部、夕方の部、両方とも、限定10名様での開催です!

 

緑ちゃん倶楽部のレッスンスペースであります、「スペース緑」のオーディオ・システム(レコーディング仕様)で、素敵なキース・ジャレットの音楽(その他も有り)を聴きながら、ピアノ、特に、ソロ・ピアノ、ピアノ・インプロヴィゼーションについて、楽しく勉強しましょう。

当日は、川村ケン セレクトのケーキとコーヒーもご用意致します。
美しいピアノの音と、美味しいケーキと共に、素敵な午後のひと時を過ごしましょう。

 


 

キースの事を僕が初めてブログに書いたのは、2006年4月6日のことでした。

まだブログを始めて三か月目のこと。今現在、2680回近いブログの、まだ、50回目とか、その辺りだったんですね。

「フライパンじゃないけれど」2006年4月6日
http://blog.goo.ne.jp/kenbow_001/e/a4b456a91673577804024e35844d9adb

それから、6年。「大好きな音楽を、仲間や友達に紹介したい」というのは、誰しもが持つ気持ちですよね。
美味しいラーメン屋さんを見つけたら、どうしても人に教えたくなるのと一緒ですね(笑)。
僕にとってのキースは、特別なピアニストです。
キースの音楽だけでなく、なぜ僕がキースが好きなのか、どうしてこんなにこだわるのか、そんな個人的なことまで皆さんに聞いていただける機会が、こんなにも素晴らしい形で実現できたことを、本当にうれしく思います。

ご参加頂きました皆様、
そして、ご協力頂きました、スペース緑のオーナーの三塚幸彦さん、小野美穂子さんご夫妻、
そして、椅子などの搬入・搬出にご協力頂きました、泉州尺八工房のスタッフの皆様に、

心からの感謝を述べさせていただきたいと思います。
本当に、どうもありがとうございました。

また、僕自身、今回の課外授業の準備、本番を通して、キースの音楽について色々と考える時間を持てたことにとり、とても勉強にもなりましたし、何よりも、キースが、より好きになりました。今は、この稀代の天才ピアニストが、まさに今日も、この世に生きて、ピアノを弾いているという現実に、心から感謝したい気持ちでいっぱいです。

僕には、バッハやモーツアルト、ベートーベンが、今生きてコンサートをやってくれているのと、作り出している音楽はそれぞれ違えども、同等の価値があると思うのです。これは、他にも、例えば、安全地帯さんなどについても思うのですが、天才と同時期に生きることができている、また、自分が生きている時代に天才の芸(芸術)を、この目で、耳で味わえるのは、人生の中でもとても贅沢な喜びです。
話が飛ぶようですが、例えば戦争などしていては、こういうことはままなりませんよね。日本の平和にも感謝なのです。ありがたいことです(一方、同じ日本に、まだまだ不公平に大変な思いをされている方々がいらっしゃることも忘れてはいけませんね)。

さて、僕の前置きはこのくらいにして、それではいよいよ、課外授業にご参加下さった皆様からの感想文を、お読みいただければと思います。
「楽しかった」「素晴らしかった」というようなポジティブな、手放しで嬉しいものだけではなく、一生懸命考えて下さった上で「難しかった」というような内容のものまで、様々です。でも、どれもとても貴重な、僕にとっても嬉しい感想文の数々です。
なんとなくですが、特に12月のアンコール開催の時の方が、難しかったというような意見が多いのは、僕の話が何か10月とは違ったのかな、導入になにか違いがあったかな・・・などと考えたりもしましたが、これは、たまたまかもしれません。

前半A様〜N様までが、10月7日にご参加下さった方々。
そしてO様〜D#様までが、12月18日の平日開催にご参加下さった方々です。
文章は、僕の方で一部編集(加筆などはしておりません)をさせて頂いておりますが、掲載にあたりましては、それぞれご執筆くださった皆様に、ご確認とご了承頂いた上での掲載となっていおります。

それでは、どうぞよろしくお願い致します。

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A様
ケンさんのブログを拝読して購入したケルンコンサートのCD。通勤時、運転をしながら聴くことがほとんど(その他の時も何かをしながら)だったので、あんなに設備の整った素晴らしい環境で、じっくりとキースの演奏を聴けた、音に向かい合えたのは、とても貴重な体験でした。

ひとりで聴いていても「このフレーズが素敵だな」「何となくだけど、ここが好き」「いつもちょっとドキドキするんだよなー」など、漠然的にですが、耳や心に残っている箇所が幾つかありましたが、今回は新たな発見や気付きなどもあったりして、その度に「おー、面白いなー」って心の中で呟いておりました(笑)。

キースのお話は、ケンさんのブログで何度も話題になって、もちろん全て拝読していますが、やっぱり目の前で直接エピソードを交えてお話をしていただくと、「以前書かれていたのは、このことだったのか」とより理解や納得が出来たような気がします。

特に、わたしは映像を見たことがなかったので、咳とフライングブラボーは、キースの表情を見て本当に残念で、思わず「うわー、今?ここで!?」「絶対続きがあったよね!?」と言ってしまいそうになりました。

映像を見ているだけでもそうなのに、実際会場にいたら…ケンさんの「キースに申し訳ない」と思われる気持ち…本当にそうですね。

貴重なたくさんのCDや本や楽譜など(しかもキースに限らず、ですものね)、参考資料としてご準備してくださったり、ご自身の言葉で作成してくださった受講資料…わたしが想像する以上に大変だったことと思います。ありがとうございました。

素敵可愛いハロウィンやバラの飾り付け、そして会場準備。

とっても美味しかったケーキとコーヒー。

お土産に頂いたバラの花とハロウィンのキャンディー…。

スペース緑が、ケンさんのあまりにも温かくて優しい空間で…泣けました。

お心遣い、本当にありがとうございました。

あの日、あの時間、あの場合にいることが出来たことが夢のように幸せでした。

ケンさんも一緒に楽しんでくださっている、って凄く伝わってきたのも嬉しかったです。

「一緒に」って、ほんとに楽しい。ほんとに嬉しい。

ケンさん、そしてご縁あって一緒に受講した皆さん(少しですが、お話出来たのも嬉しかったです)、に感謝です。

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B様
スペース緑がサロンのような雰囲気。こじんまりと少人数での集いも良かったです。

ザ・ケルン・コンサートをこんなにじっくり聴いたのは初めてかもしれないです。
ほんとうに美しい、そしてそればかりではありませんが、こういう機会をいただいて、いつもより真剣に聴きました。

このコンサートの逸話なども大変興味深かったです。

2002年東京ソロの映像と演奏も、初めてでしたが、印象に残りました。

演奏が終わって無音になるまで、大切に聴くというのも学べました。

それまでの音の余韻を感じつつ無音を味わうと言うか。

フライング・ブラボーは本当に残念なことだと思います。親日家のキース・ジャレット、いつまでも日本に気持ちよく演奏をしに来て欲しい。

美味しいコーヒー、ケーキ、そして薔薇の花も、ありがとうございました。

贅沢なひとときとなりました。

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C様
まったくの予習なしで挑ませていただきましたが、全部即興というのにビックリです。

これは、予備知識なしで行ってかえって良かった!と思いました。

「音を探している」というのも、映像だとすごくよくわかりますね。

最後の曲も、それを知ってから聴いていると、なんとなくですが、未知の道を見つけながら進んでいるように聴こえる(感じる)ところがあったりして、面白かったです。

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D様
曲の鑑賞や講義の内容はもちろん大満足でしたが、おやつや、会場のセッティングなどに感じられる心配りが、とっても素敵で、参加できて本当に良かったです。ありがとうございました!

勝手なイメージですが、キース・ジャレットは、タイプとして、楽器が身体の一部であるように演奏するミュージシャンだと思っていました。

それは、演奏が美しければ美しいほど顕著で、ピアノが自然に歌っているように聴こえるのですね。音が降りてきたとおりに弾くときれいになってしまうっていうことなのかな、と思いました。

キース・ジャレットについて全然詳しいわけではないし、演奏をたくさん聴いているわけでもないけれど、信じられないくらいの美しさと険しさに、キースのピアノの特別さを感じます。

心を持っていかれる、などという生易しいものではなく、心臓を鷲掴みにされるような、両肩を掴まれて揺さぶられるような、説明のつかない力を感じるのです。

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E様
良い音響設備で、美しい音楽を、ケンさんの解説とともに聴く…。
緑ちゃん倶楽部ならではの授業で、とってもよかったです。

こんな風に、他のアーティストの楽曲も、ケンさんのお話を聞きながら紹介していただけたら、自分の聴く音楽の幅(巾?)がぐっと広がるなぁと思いました。

実際、ピンク・フロイドもキース・ジャレットも、緑ちゃん倶楽部に入っていなかったら聴くことはなかったかもしれません。

ケンさんのよもやま話も楽しくて、もっと聞いていたかったです。

家に着いて夜空を見上げたら星がキレイに見えて、ピアノの余韻と相まって、幸せな気持ちになりました。

素敵なサプライズなプレゼントもありがとうございました!

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F様
キース・ジャレットさんの音楽についてのお勉強会、とっても楽しかったです!正直、パンチパーマかけたジャズピアノが上手いおじさんとしか思っていなかったのですが^^;

帰宅後、早速アマゾンで今日ケンちゃん先生に見せてもらったキースさんのDVDをポチりました!早く届かないかなぁ♪

キースさんの音楽だけでなく、そのバックにあるいろんな物語もお話してくれてとても分かりやすく、もっともっといろいろお話聞きたかったです。

キースさんパート2とか、その他のピアニストさんの会もあったらまた是非とも参加したいです!

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G様
2時間半があっという間でした。(レッスンの時もそうですが)

キースの天才ぶりを更にいろいろ知ることができたこと聴いてみたいアルバムが増えました(笑)
ケン先生がゆずのライブサポートに入られるまで、ピアノがあまりお好きでなかったというお話(とっても意外でびっくりしました)

いつもそうですがお話してくださることが新鮮で、とっても興味深く、楽しいです。勉強になります。
また、第3回、第4回と続けて頂けたらとっても嬉しいです。

そして、素敵な音楽と美味しいコーヒーと美味しいケーキ楽しい会話と素敵な笑顔。
これだけでも十分特別な時間でしたのに最後にあんなに素晴らしいお土産がいただけるなんて、感無量でした。

今、あの深紅のバラは、私の大切なピアノの傍に飾っています。

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H様
カワムラさんのケーキも美味しくて、チョコレートフレーバーのコーヒーもいい香りで、最後のプレゼントもとても嬉しかったです。

で、肝心のキースジャレット!

私は予習をしようと思ってYouTubeを聞いてみましたが、一人だと聞き慣れなくて聞いていられませんでした(_ _)

でも緑スペースで川村先生の説明を聞きながらだと、聞けました。
不思議ですね〜みなさんとだと、ちゃんと耳に入ってきて聞けました(^o^)本当ですよ☆彡

キースの即興ってスゴいです!メロディーがなかったりするのだけど所々、ゾッとする位いい所があって、自由な感じがするけれど、すごく苦悩を感じる所もあって…自分だったらずっと鍵盤とにらめっこです。

ケンさんのキースを好きなワケも知れて良かったです。楽しい授業をありがとうございました(^o^)。
キースジャレットとケンさんがすごく似合ってて、おされで視覚的にも、とても素敵でした☆彡

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I様
頭の中でキース・ジャレットが渦巻いたまま帰宅しました。
バックグラウンドを色々お話していただきその上で皆さんと一緒に集中して聞く事ができ三連休の内の一日をじっくり音楽に浸ることができて幸せでした。
今日午後出かけた時よりも元気になって帰って来ました。

これをきっかけにこのような落ち着いた時間を自分で作って行けると良いなと思います。トライしてみます。

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K様
また、入会したてでレッスンも一度も受けてない状態なのに、参加させていただきどうもありがとうございました。
とても楽しかったです!!!!!
うまく言葉で伝えられませんが、1曲1曲を複数の人とじっくり聴くという体験が出来て、本当にうれしいです。
ライブやコンサートで聴くのとはまた違った感覚でした!
そして、ケンさんの解説付きで!とても贅沢な時間でした。

キースジャレットは、名前を聞いたことがある位で曲をちゃんと聴いたことがなかったのですが、今日参加させていただくことが決まってから、youtubeで少し聴いたりしました。
ケルンコンサートのCDは聴かないまま参加したのですが、キースが29歳の時のコンサートなんですね。
今の私と同い年で、勝手に運命を感じてしまいました(笑)

そしてキースと私の父が同い年。

今日、参加できて本当に良かったです。
駅までの帰り道、皆さんからレッスンの話をちょこっと聞かせていただき、早く私も受けてみたくなりました!

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L様
先日の課外授業、大変楽しい時間をありがとうございました☆細やかな演出やサプライズで、感激です♪帰りの際、参加した皆さんと笑顔でお話しながら駅に向かいました。これも、音楽が繋いだ縁ですね。

ケルーンコンサートの時に心が弱っている時は、聴けないという後輩の方のお話を聞いて、前回のレッスンでの三島由紀夫氏の話を思い出しました。音楽は、そのときの聞く側の精神状態にも大きく左右されてしまうのかなと思います。

私が昨年友人のお通夜に参列した夜は、ピアノソロのCDしか聴けませんでした。

その時には、melody AtNight,WithYouをずっとリピートしてました。
なぜか他のCDはうるさく思えて…。でも無音は嫌で。

いつの間にか、音楽は家ではひとりで楽しむものになってしまっていましたから、課外授業でキース・ジャレットをみんなで学んだこと、とてもいい経験をさせて頂きました。
また、いろいろ企画されるのは大変かなと思いますがぜひ第3回課外授業が開催されます事、希望しています♪

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M様
先日の課外授業(夜の部)、とても楽しく参加できました。

すばらしかったです♪

お忙しい中、いろいろなご準備があったと思います。

どうもありがとうございました。

美味しいケーキやコーヒーに、ハロウィーンくにゃボールや、真っ赤な薔薇(←この漢字が似合う赤でした。)のお土産もいただき・・・

私たち生徒は帰り道、先生の細やかなお心使いに大変恐縮しておりました。

 

@ジャズの歴史、ピアノの歴史などの説明からキースの話へ

キースや他のジャズピアニストを知っていても、私は「点」でした聴いておりませんでした。

授業の中でキースを聴く前に、音楽の歴史的な話をしていただいたのが大変よかったです。

ブルース、初期のジャズがあり、そういった中、オスカー・ピーターソン(確かお話しなさっていた記憶がありますが、違っていたらすみません。)やビル・エバンス等がでてきて。マイルス・デイビスがでてきて・・・というように。

そういった流れの中で、どのようにキース・ジャレットがでてきたのか・・・という流れが大変興味深かったです。

あと、キース関連本のご紹介もよかったです。(早く読まなくちゃ。)

あと、授業の最後の方だったと思いますが、最近の話題のピアノのCDもご紹介くださり、聴けてよかったです。

 

Aケルン・コンサート裏話

あの録音が、寒い冬の中、夜11時半位!!!から始まった、しかもキースはほとんど眠るように弾いていたということを初めて知りました。

(移動手段が悪く、ものすごい疲れていたみたいな話は、以前のケンさんのブログのどこかで紹介されていたかと思いますが。)

私は、今までずっと夏の野外コンサートかなにかだと思っていました。

あと、ベーゼンドルファーだったというお話も初めて聞きました。(まちがっていたらすみません。)

とにかく、オタクにはいろいろ嬉しい(笑)目からウロコな裏話・豆知識でした。

 

Bバッハのこと

パリのライブCDの1曲目も、ずっと私はなんかバッハっぽいなぁーと思って聴いているだけでしたが、ケンさんの授業でのお話の中で、バッハを引くときは1年くらい?ずっと弾く、だからその時、その後のコンサートはバッハっぽくなるという話も、目からウロコのお話でした。

 

C2002年東京のライブDVD

CDは持っていましたが、DVDには「続き」があることを知り、驚きました。

あの曲は、Radiance2枚組の中でも1、2を争う好きな曲だったのですが、続きがあるなんて知りませんでした。

あれから何度かYoutubeで聴きました。

それにしても、美しい曲ですね。神がかっています。

 

D三島由紀夫さんが音楽をきらいな話

私は同じ理由で逆に音楽が好きです。

これは、美術鑑賞にはない体験だと思います。

岡田さんの本も読もうと思います。

 

あーーーっ、もっといろいろあったはずですが、あとは忘れてしまいました。

いろいろな課外授業を楽しみにしておりますが、キースの課外授業第二弾も期待しちゃったりします(笑)

あと、以下は、私の個人的な体験なので、さらっと読んでいただければ幸いです。

↓↓↓

私がキースを聴き始めたのは20代の頃。

折に触れてCDを買い足したり、時々あれやこれや聴いていたのですが、コンサートには行ったことはなく。

前にもお話ししたかもですが、今から6〜7年前に出張先で、本物キースを初めて体験。

(先日、部屋を片付けていたら、チケット半券がでてきて、2006年でした。)

その時の感動は、たぶんまた書くと延々エンドレス・・・になりますので割愛しますが、「三途の川に湯気がでている」ような神がかった音でした。

そして、その時に思ったこと。

キースのことをアツく語る「キース友」がほしい!

以来、私は、このアツイ思いを持ちながらも、まわりにそんな人は全然いないので、一人胸にしまって、一人オタクに時々キースを聴いておりました。

そんな気持ちを持ちながら、ふとしたことから2010年に「安全地帯」に出会う。

ケンさんのブログを見始める。

そのブログで、シンガポールコンサートからの成田からの帰り道のバスの中で、ケンさんがキースのMelody at night with youを聴いているではあーりませんか!(←古いよっ)

ケンさん、キース好きなんだー。。。

嬉しいっ!

そして、2011.3.11

今だから言えますが、私はかなりテンパりました。(国民みんなそうかもしれませんが。)

そんな中、深夜のNHKからキースのピアノが流れてくる。

あっ・・・久々のキース。

棚からゴソゴソいろんなCDを出してきて。

それから私はキース中毒になりました。

家にあったCDはもちろん、持っていないCDはほぼ全て買いまくり、朝から晩まで仕事以外はキースです。

3.11からの数か月間、私のKeith Addictは異常でした。

そんな中、またまたケンさんブログで5月末に行われたキースのコンサートを知る。

でも調べたら翌日のチケットは完売。

キースももうおじいちゃん間近だし、もしかして、もうこれから日本に来てくれなかったらどうしよう・・・発狂しそうになりました。

翌日、私はラッキーなことにチケットをゲットしました。

おかげさまでキースを聴くことができました。

あのときのキースの演奏は、悩み苦しんでいる感じでしたが、それでも・・・アンコールOver the rainbow の時。

なぜか岩手・宮城・福島の地図が私のアタマの中に浮かび、そこに虹がかかったのです。

本当に神がかり的な不思議な体験でした。

私は声を殺して号泣しました。

今でもあの時のことを思い出すだけで涙が出てきます。

あの震災直後のイッチャッていた状況の中、生のキースを聴けて、本当によかった。。。

私にとって、いろいろな思いがこみ上げてくる、一生の思い出の音楽体験です。

なので、ケンさん、ブログで紹介してくれて、本当にありがとうなのです。。。

ブログを見ていなかったら、あの状況の中、コンサートがあったなんて、知りませんでした。

とにかく、キースは私が大敬愛するピアニスト。

2006年以来の「夢」だった「キース友」。

そして、2011年の体験。

本当に期せずして、キースのことをいろいろと教えていただいた緑ちゃん倶楽部でのキースの課外授業。

私にとって、本当に特別なスペシャルな体験だったことをお伝えしたくて。。。

すみませーーーん!!!

長くなってしまいました・・・笑

2011年のあのとき、いいえ、去年の今頃だって、こんなこと(=課外授業)が起こるなんて、私は全く・・・想像もしていませんでした。

音楽好き!って言い続けてると、本当にいろいろな偶然が起こるものですね・・・不思議!スゴイ!

本当に本当にありがとうございます!

こんな素敵なご縁も、すべては玉置さんから。。。

玉置さんに本当に本当に感謝です。。。

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O様
今日の課外授業とっても楽しかったです!ありがとうございました!

今回キースという人のことをほとんど知らずの授業でしたが、この人がケンさんの音楽人生に大きな影響を与えた人なんだということだけはよくわかりました。

今日何曲か聴かせていただきましたが、もっとたくさん聴きたくなってしまったので、紹介していただいたCDの中からいくつか買ってみようかと思います。ハマりそうです。

一生懸命、どんなコードが使われているか考えながら聴いてみました(←かなり前向き)ですが、次から次へと難しいコードが飛び出しちんぷんかんぷんでした。そりゃ、当たり前ですよね。

でも何度か、(ここ素敵なフレーズだな!)と思うところにかすかにsus4らしき(?)響きが感じられたようにも思えました。おもいっきり違ってるかもしれませんが…。

それからブログのコメントで御馴染みのあの方やあの方にお会いできたことも嬉しかったです。

また普段はお目にかかることのない緑ちゃんの会員の方たちですが、一緒に美味しいケーキやコーヒーをいただいて共に素敵な音楽を聴いて…今日あそこにいらした方たち全員すごく幸せな気持ちになりました。証拠にお帰りになる時の皆さんのお顔がすごく幸せ感でほころんでました!

帰り道、私の右隣に座られていた方と、静岡からいらした方と私と3人で駅まで歩いて帰ったのですが、緑ちゃん倶楽部に入られたきっかけなどの話題で盛り上がり、みんなそれぞれ動機は違うけれどもケンさんに音楽の楽しさを教えてもらいたくて集まった同志なんだなと思い、少しの時間でしたが楽しい時間を共有できたことをあらためて嬉しく思いました。

そして最後はお土産までいただき何から何まで至れり尽くせりで、本当にありがとうございました。子育てやら何やらいろんなものに追われる(?)目まぐるしい毎日ですがまたしばらくは幸せな気持ちで過ごせることと思います(笑)

何よりのXmasプレゼントでした。

今日はこちらの会に参加させていただくことができて本当によかったです。

また次も楽しい会を企画してください。楽しみにしています。

p.s.

ピアノの先生をしてる叔母がいるのですが、私が緑ちゃんの本を読んでるのを見て彼女も買って今読んでいます。
おととい叔母が東横線に乗ったら隣に座った若いお兄さんが同じ本を読んでいる!と少々興奮気味なメールが来ました。しかも読み込んでいるらしく超ボロボロだったそうですよー(^^)

もし私だったら話しかけちゃってたかも…

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P様
先日はキース・ジャレットの課外授業に参加させて頂きまして有難うございました。
あれだけ時間をかけてCDを聴いたり、DVDを見たりする機会は、今回の授業だからこそ出来ることであり、普段日常では、おそらく聞き流してしまうことがほとんだと思います。
今回は特別な、また貴重な機会を頂戴いたしまして感謝いたしております。

天才と一言では言い尽くせないと思いましたが、やはり彼は無類のアーティストであるということがよくわかりました。
二度と同じ演奏をしない、記録にも出来たら残したくないという彼の本心は、それだけ1つの作品にかける熱い想いと彼にしかわからない生みの苦しみがあるからこそだと思いました。

個人的な印象としては、まず音がとても澄んでいて綺麗であるということ、そしてクラシックでいうと印象派のドビュッシーの作品に似ているような部分が感じられ、ジャズとクラシックの融合的な部分も多いのではないかと、とても興味深く聴かせて頂きました。映像は見ていると苦しそうで思わず自分の本番を彷彿させるものがあり、緊張してしまいました(笑)。

授業はもちろんとても有意義でしたが、緑ちゃん倶楽部のお仲間とお知り合いになれたことが、とても嬉しかったです。緑ちゃん倶楽部から素敵な輪が広がりそうな予感です。

帰り道に一緒に帰った方々と、ケン先生はとってもお忙しいのにこんな課外授業を企画実行されてしまう、そのバイタリティーがスゴイよねと話しておりました。

個人レッスンと合わせてこれからもこのような会がありましたら、ぜひ参加させて頂きたいです。

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Q様
今回の課外授業へ参加のチャンスをいただき、本当にありがとうございました。

帰る道すがらも皆さんと楽しく、お話を伺いながらたくさん知らなかったことを知りました。
レッスンのことを教えてくださる誰もがキラキラしていて、心底羨ましかったです。
けどあたしだって、緑の素の種をたくさん胸に抱えて持ってきましたよ。ドキドキワクワクしています。

あの日思ったことは…ケンさんが教えて下さった一般的なキースとあたしが感じるキースがやはり違うんだということ。

音が粒になってきこえたこと。叩いてもやさしく響くんだなーってこと。
当たり前だけど、きいてるのは録られた音なんだなってこと。

はっきりとした根拠はないのだけど、どれもキースっぽいなと思ったこと。

その他にも、もやもやっといくつか・・・。

ケンさんや他のみどりちゃんの方々とのお話させていたのも、本当に刺激になりました。

ひとりじゃ何にもできないっていう人は多いけど、ひとりの行動がなければ何も動かないこと。

ケンさんが緑ちゃん倶楽部を立ち上げてくれたおかげです。

薔薇も寒い中元気に咲いておりますよ!

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R様
色々な事前からのご配慮、予想外のプレゼントまでありがとうございました。色々興味深いお話も伺えました。

ちょっと頭の中が飽和状態な気もしますが、楽しい時間でした。これから、もっと聴いてみたくなりました。

コーヒーもケーキも美味しかったです。

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S様
正直に言いますと、素晴らしすぎて感激で!でもなく、逆に嫌で!でもなく、無、でした。
私のボキャブラリの中に一言で現すべき言葉がなかったです。

私は今までがっちがちの曲ばかり聴いてきたので、最初にこれは即興です、と言われた時点でもう、いつ終わるのかがわからない(弾いていらっしゃるご本人でさえ)訳ですから、とても不安といいますか、予測できない、予測しちゃいけない、という戸惑いがあったのだと思います。それは、技術の高度さや、音の綺麗さとはまた別のもので、もちろん演奏は素晴らしかったのですが、 私がゆったりと音に身をゆだねることができなかった故の結果です。

奥様の為に作られたとおっしゃっていたバラード・アルバムはとても心地よく、最高に素 敵で、何度でも聴きたいと思いました。導入としてまずは、このバラードアルバムから聴いてみます。できたら、自分でも演奏してみたいです。

先生のように、凄まじい緊迫感の中、新しく生まれるであろう唯一無二のフレーズと最高の音を求めて キースさんのコンサートに足を運ぶことができるというのは、音楽あるいは音に対するあくなき追求があるからこそなのではないでしょうか。
課外授業中に、演奏を聴きながら感動の涙を流す他のみなさんの純粋さ、感受性の豊かさがとても羨ましかったです。
やっぱり、私はレッスンと同じ。少しずつ、すこしずつ慣れていきたいと思います。

ですが、今回ケンさんには新しい音楽に触れる機会を与えてくださって、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
スペース緑で、新しいお仲間とお会いでき、お話させていただいたことも、ものすごく幸せな時間でした。
第三回課外授業も、是非参加したいな、と思います。

美味しいコーヒーとケーキ、そして大輪の薔薇やサンタさんの置物、サイン入りポストカード・・などなど沢山のお土産もいただき、とても嬉しく楽しい時間でした。
薔薇は花瓶に挿し、リビングは暖かすぎるのでエントランスにお気に入りの絵と並べて飾らせていただいています。

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T様
普段、音楽はBGM的な感覚で聴いていることが多く、今日のように集中して、ケンさんの解説と共にみなさんと一緒に聴くことができて、勉強になりました。

「ケルン・コンサート」を聴いて、ノホホンと「きれいな音だなー。」としか感じない自分の単細胞的感覚に…(^_^;)

でも、キースの演奏する姿は衝撃的でした。

あんなに苦しそうに演奏しているとは思いませんでした 。

神がかっているようにも感じました。

また、一度弾いたフレーズは二度と弾かないということは、過去に弾いたフレーズをすべて覚えているということですよね。す、すごい(@_@)

ただ映像を見るのではなく、「何故こうなったか?」というお話が聞けて、キースのコンサートの緊張感、インプロヴィゼーションの奥深さ、面白さが、少しだけ分かったような気がします。

ケーキ、コーヒー、ごちそうさまでした。おいしかったです(*^^*)。
可愛いサンタさん、素敵なバラ、嬉しかったです。ありがとうございました。

今日は、今まで知らなかった音楽の楽しみ方を知ることができました。

「私も、もう少し感受性豊かにならないと…。」と思ったり、「キースも悩むんだから、私が悩むのは当然ね。頑張ろう!!」(←一緒にして、すいません。)と思ったり、自分なりの収穫もあった課外授業でした。ありがとうございました。

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U様
今回の課外授業、参加させていただけて、本当に嬉しかったです!

今まで、ケンさんのブログでも何度もお名前が出てきていたキース・ジャレット。ケンさんのお話を読んでいて、私もキースに興味を抱き、時々ではありますが聴いてはいたのです。

ですが、じっくり耳を澄ませて聴くというよりは、何かをしながら、ということが多かったのです。

課外授業では、目を閉じてじっと耳をかたむけて聴かせていただきましたが、とても緊張感のある演奏に今さらながら気づきました。

集中して聴けば聴くほど、リラックスしながら楽しく・・・、なんてのとは程遠く、圧迫感に近いような緊張感で、気づけば体に力が入って、まるで音に押さえつけられているかのようでした。

初めての感覚でしたね、音楽を聴いてそう思うことなんて今までなかったと思います。

完全即興ということではありますが、信じられないほど繊細で、透き通るような綺麗な演奏をしたかと思えば、力強いを通り越して、どんどんこちらに迫ってくるような演奏で、聴いていてなんとなくではありますが息苦しくなる時もありました。音に溺れるという感覚でしょうか。

それでも、もっと聴きたい!と思える中毒的症状が、キースの演奏にはありますよね。

ケーキを食べている間、ケンさんがどうしてキースを聴き始めたのかをお話してくださいましたが、本当にそのお話を聞くことができてよかったです。

いつもステージ上ではピッカピカの笑顔で楽しそうにプレイされているケンさんですが、苦手なピアノを克服し、胃が痛くなる緊張をも乗り越えてきたこと。

ケンさんにもそんな時代があったのか、と思うと同時に、お話をうかがっていて、ドキドキしたり、感心や感動をしたりさせていただきました。

私が何か乗り越えなくてはならない時には、きっとケンさんのピアノを聴くことでしょう(^−^)。

今回の課外授業、とっても素晴らしい時間になりました。お忙しい中、平日にまた開催してくださったこと、本当に感謝しています!

参加されていた皆さん、とても素敵な笑顔で帰っていかれましたね!

プレゼントしていただいた深紅のバラにスノードーム、帰ってすぐに飾らせていただきました。私のお部屋がパッと明るくなりましたよ、ありがとうございました!

次回の課外授業にも、ぜひとも参加させていただければな、と思っております!

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V様
初めて聞くキースジャレットさんの音楽に対して自分が何を感じるのか、非常に楽しみにしてました。

即興音楽を真剣に聴いたのは、今回が初めてです。キースジャレットさんの音楽は、今まで街中やテレビで流れていて耳にしたことがあるのかもません。

でも、全く新しい音楽を聞いたと思いました。真剣に聴いたのに、殆ど脳内にフレーズが残りませんでした。一回聴いたくらいじゃ(私は)覚えられないからです。
ポップスやロックに慣れた私の耳と頭では、次にどんな音が聴こえてくるのか予測出来ないです。
だから、次はどうなっていくのか気になって、聞き流す事のできない音楽でした。

巷に溢れている聴きやすい音楽とはまるで違うのに、即興であることを感じられないほど音楽になっていて聞く人の心を浄化するような美しい旋律もあれば、破壊するような恐ろしい音もありました。まるで、天国と地獄。これを同じ人が弾いているってのが凄いです。

キースジャレットという人間は、どうしたらこれだけ降り幅のある音楽を弾くことができるようになったんだろう?アブストラクトな曲を苦しそうに弾く彼を見ているときにそう思いました。さらに、これだけ苦しそうにピアノを弾いているのになんでまたピアノに向かうんだろう?とも思いました。

数日経った今も家事の合間に気がつくと推測してしまいます。

正直、今回キースの音楽が大好き!!にはなりませんでした。が、気になってしょうがないので、まずは、メロディ・アット・ナイト、ウィズ・ユーかケルンコンサートから聴いてみます。

コーヒーのいい香りとガラスから差し込む優しい光の落ち着いたとても心地よい空間でした。

さらに、ケンさんの授業は集中とリラックスの緩急のバランスが良くて2時間半はあっという間でした。

美味しいコーヒーとケーキごちそうさまでした。

おみやげのバラと置物は我が家の玄関に飾らせて頂きました。ウチの玄関は寒いからバラはまだまだ長持ちしそうです(笑)。

帰り際、握手してくださって嬉しかったです。

しかも2度も!!

2度目の握手、なんだか涙が出そうになりました。

平日開催、本当にありがとうございました。

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W様
本当にありがとうございました。良い音にゆっくり耳を傾けられた、貴重な時間でした。コーヒーやケーキ、クリスマス飾り、最後にはお花まで頂いて、課外授業は小さな驚きとうれしさの続でした。

スノードームはピアノの上に、バラは玄関に。

バラは、お花好きな母が「このバラ、本当にきれいね〜」と、その前を通るたびに言ってます。バラの出来の良さと、たっぷりのお水を含ませたラッピングに「いいお花屋さんだな〜」と、妙に感心もしてしまいました。ありがとうございました。

そして、大きな驚きは先生がキースを聴くようになったきっかけと、そのあまりにも遅い時期・・・。30歳ぐらいからの10年で、あんなに素敵な演奏が出来るようになるなんて、もちろんその前にも鍵盤を弾いていた素地はあったにしても、本当にびっくりして、また感心してしまいました。すごいことです。

それに、「やればやるほど迷いが出る」「ピアノを弾きたくなる」、ブログに書かれていた「前よりもピアノが好きになっている」そのどれもが、ピアノが好きで、ピアノしか弾けないものにとっては、なんともうれしい言葉でした。

偉大なピアニストの影響力、奥の深さは、計り知れないものがありますね。「クラシックを隅から隅まで感動して聴く」という方が、「私は楽器の弾ける人が心底羨ましい」と、おっしゃっていました。理解の深さとはまた別に、弾けることでしか得られない喜びというのも、確かにあるものですよね。先日も言いましたが、今回、先生がキースを紹介してくださったことにとても感謝しています。昔、1度スルーしてしまったことがあって・・・。

昨日「2002年ソロコンサート」とおっしゃっていましたので、その時か、もし前の年にも来日していれば2001年だと思うのですが、「キース・ジャレットは特別だ」と紹介されて、オーチャードホールに聴きに行こうか迷ったことがありました。でも、「フリージャズ」と言われて、私が聴いても分からないし、その頃はクラシックをやっと少し楽しいと思えるようになった時でしたので、まあ無理に聴かなくても、と流してしまいました。それもあって、キース・ジャレットと書かれているのを目にした時、今度は聴いてみようかな、と。

キースの音は本当にすごいですね。1フレーズ聴き始めたら、1音たりとも意識を外すことが出来ないくらい、惹きこまれてしまいます。先生がブログで書かれていた「感動するポイントで、ピクッと体や心が反応する」という表現は、本当にぴったりだと思います。クラシックで感動した時とは、少し違う感じです。

個人的には、キースのたたかない弾き方も、音色もとても好きです。

もう1つ、今回引用されていた佐藤弘弥さんの文章を私もネットで読みましたが、そこに書かれていた「どこか不思議な懐かしさのようなものを感じ、ノスタルジックな気分に浸る瞬間を経験する」というのも、キースを好きになった気持ちに近いような気がします。

平均率のように楽譜に書かれたものであっても、スタンダードな曲を弾いていても、心に感じたままを音にしているような演奏に、その1音1音にいろいろな思いを呼び起こされながら、深く、深く沁みていきます。

ピアノの演奏を、勉強のためではなく聴くことは意外と少ないので、本当に大切なものになりました。でも習性として、感動したものはやはり弾いてみたくなり、1カ月ぐらい前にケルンコンサートの楽譜を買いました。なんと難しい!

「キース・ジャレットは特別だ」という言葉の意味を、今やっと、色々な形で実感しています。本当にありがとうござました。

それから、今回の課外授業のように、特に音楽やピアノを専門(仕事)としていない方たちと一緒に聴く機会というのはあまりないのですが、皆さんが最初から最後まで、「聴こう」という気持ちを持っていらしたのはすごいことだと思いました。

素敵な時間でした。ありがとうございました。

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X様
忙しい中、緑ちゃんの会員、催し物も大切にして下さって心を込めて迎えて下さり本当に感謝しています。緑ちゃんに入って良かった(*^^*)

ケンさんと、皆さんと同じ空間で聴くキース、難しい事は分からないけれど、単純に「うわ〜ピアノの音って本当に美しい…」と。ケンさんがキース、キースと言う意味がちょっとだけ分かった気がします。キースが寝てるジャケット(起きてる?)のCDからあらためて聴いてみたいです。

ありがとうございました!楽しく幸せな時間でした。ケーキもコーヒーも美味しかった☆

ありがとうありがとう。

〜追記を頂きました。〜

少人数での課外授業・・・少々ドキドキしながら参加しました。

ケンさんの笑顔に迎えられ入ると入口にはお母様の絵画「余韻」が。「あぁ、これは・・・」もう一度見たかったのでとても嬉しかったです。わざわざこの日の為にありがとうございました。

自己紹介ではハンドルネームを言わされ「うひゃ〜」後になってあの中にコメントしている方たちが間違いなくもっと潜んでいたな・・・と思いました。やられた・・・。

遠方から来ている方やレッスンで習得したブルースで回りを幸せにしちゃっているあの方まで!もっとお話ししたかったな〜。

授業で判明したことによると、私が予習したCDはキースの中でも難解だったらしく「??」でしたが、課外授業では聴きやすい曲からの導入をしてくださり私でも楽しむ事が出来ました。なるほど美しい。素晴らしい音質で聴くキースのピアノは、強く美しく繊細でとても心地よいものでした。

音楽ですので、本来映像は要らないのかもしれませんが、映像を観たことでキースの音楽、即興に対する姿勢やコンサートの雰囲気、1音1音に対する真剣さを理解することが出来ました。

闘っているかのような苦悶の表情には、苦しくなりつつもひきつけられますがもっと笑顔で弾いて、とも思ったり・・・。

CDはせめて2〜3年後には回収、廃棄してほしいという話も、音楽を「生」に拘るキースらしい発言なのだろうと感じました。ケルンに縛られることなく常に自由でありたい、自分も「無」で臨むから観客も以前のモノを期待せず「無」で聴いて欲しい・・・と。

気難しい、神経質な音楽家という印象も抱く一方、とても共感出来る話でした。

生キース、聴いてみたい気持ちもグっと増えましたが、その反面かなりの覚悟が必要かな・・・と思ったり。(課外授業中、咳き込みましたんで)

ステージに上がる直前までキースを聴いていたというケンさん。音楽で自らを鼓舞する。なんだかすごいな〜、ケンさんも人間なんだという思いと、プロだな・・・という尊敬と。

ケンさんがお葬式にかけて欲しいキースの曲。

ケンさんのお葬式を想像しながら聴いていましたが(・・・・・)残念ながら何ともなかったのですが(笑)、終わりの方で急に少し前に亡くなった義祖母が浮かんできてちょっとホロリとしてしまいました。

超多忙な中でのオリジナルの資料、文章はとても貴重でありがたく、美味しいコーヒー(ケンさん自ら淹れてくださったというのがポイント)とケーキ。そして大輪の深紅の薔薇と可愛らしいスノードームのプレゼント・・・。ドキドキの素敵な時間、空間だけでも満足でしたのにとってもとっても嬉しかったです。大切に大切に持って帰りました。薄ら笑いを浮かべつつ・・・。ふふん♪おっさんが久しぶりに女性に戻った時間でした。

帰宅するとポストには完全オリジナルの緑ちゃんクリスマスカードが!うー・・・あー・・・嬉し過ぎる・・・ありがとう☆

音楽の幅を広げてくれるのはもちろん、その他にもあの手この手で私達を楽しませてくれるケンさん。本当に感謝感謝です。

プレッシャーをかけるようですが、第三回課外授業も期待しています!!

緑ちゃん倶楽部に入って良かった☆ありがとうありがとう。

PS、最近息子たちが映画「ミニミニ大作戦」をよく見ているのですが、エンディングにピンクフロイドの「マネー」が使われていますね。私も息子も「あ!」と気付きました!

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Y様
キースジャレット 何となく名前とぼんやり曲を聴いたことはありましたが詳しくはしりませんでした。音楽を事前に聴かないように、あまり知らない状態で望みました。

1975年のケルンコンサートの1曲目。26分以上の長い曲。こんなに真剣に音楽を聴くのは 生まれて初めてです。次にくるメロディ、展開も知らずに音楽を聴 くのはCDを再生してるだけだけど、生で聴くのに近い緊張感、新鮮さ驚きを感じることが出来た気がします。もし、この音楽を生で 聴いたとしたら、どれだけ凄いのかと考えると、とても興味深く思いました。

ケルンコンサートについて、会場で「唸り声 歌 ピアノっぽくない時がある・・・打楽器? 美しい響き Zeppelin No Quaterライブの中間部 クラプトンのLayaのエンディング? 昇る感じ 天国 ↓ 現実」なんていうメモをしていました。

美しいキースのお話しが中心でしたがアブストラクトなキースも聴いてみたいと思いまし た。

決まった枠の中で音楽を変更させていったDeep Purple、RainbowやLed Zeppelinの海 賊版CDで色々聴いて色々刺激的でした。 また、レコード通りに再現するっていうのも 非常に難しく才能がいるんでしょうが、常に変化していくというのも非常に難しく大変な 事だと思います。安全地帯も基本の枠がありますがその中で今の玉置さんの自由度って大きい気がします。ただキースはこれとは違うんですよね。基本 や事前の約束なんか無いところから作るんで すよね。その日の全てを受けとめ、降りてきたものを 表現しているんですよね。本当に凄いですね。わざとピアノを汚す練習なんて凄いですね。

キースがひとりで演奏を行う機会が多いの は、以前ケンさんがおっしゃっていた 「音楽はひとりでやりなさい。人が増えると 純度が低くなる」という富田さんのお話を思 い出しました。

真剣に音楽を聴くと疲れるんですね。集中力 が高まったおかげなのか?課外授業の直後に 聴いた音楽は今まで聴いた音楽でも少し違っ た印象を受けました。 音をよく聴くと言うことは、凄く基本的なこ となんでしょうね。でも、出来てなかったん だなって反省しています。

課外授業のあとYouTubeでキースジャレット のいくつかの演奏を見ていると曲ごとやLive ごとに音色や曲調が全く違うのに驚きまし た。 キースが弾くと(キースのバッハではなく) 「バッハが弾いたかのようなバッハになる」 というのは「僕は弾きたいように弾いている んじゃなく、弾くべきことを弾いている」と いう通り曲や音の解釈、天から下りてきたも のを表現しているのだと改めて思いました。

まだ、1975年のケルンコンサートしかCDが ありませんが少しずつ揃え深く聴き込めたら いいなと思っています。

クラシックでありフォークでありジャズ、 ロック、ゴスペル 音楽という全てをジャン ルやカテゴリーに関係なく表現しているんだ と思いました。

今回もケンさんのこれでもか これでもかっ ていうサービス精神の旺盛さと木目の細やか さには驚かされました。そして感心しま習わ なければと・・ 本当に楽しい課外授業でした。ありがとうご ざいました。 次回も楽しみにしております♪

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Z様
今日は、どうもありがとうございました!

レッスン時とはまた違った、素敵に飾り付けられたスペース緑。熱のこもったケンさんのお話。美味しいコーヒーとケーキ・・・。

キース・ジャレットは、私にはやはり、重く、辛く感じられました。反面、その音は、とてもとても美しく聴こえていました。不思議です。

今日の課外授業に参加して、本当に良かったと思います。

サプライズなプレゼントまで頂いて!とても嬉しかったです。ありがとうございました。

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A#様
キース・ジャレットのピアノ感動でした。

ピアノってあんなにきれいな音がでるのですね。。。

キースに弾いて貰ったピアノは幸せですね!

DVDの表情を見ながら聞いた曲は言葉にならない気持ちがあふれました。

涙が止まらなかったです。後ろの席でよかったぁ〜(笑)

レッスンでもお話ししましたが、キースの演奏はアスリートに通じるものがあるのかなと思いました。

前人未到のものに挑戦するような・・・・

もっともっとと自分を追い込んでそこから何かを掴もうとするような・・・

キースからは気迫さえ感じられるのかも知れませんね。

そこのところは、私にはわかりませんでしたが・・・。

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B#様
課外授業での素敵な時間、ありがとうございました!

参加することが出来て、本当によかったです!

ケンさんのお気持ちがいっぱい込められた、キース&クリスマス仕様のスペース緑で、

皆とケンさんのお話やCDを聴くこと、ドキドキしました。

CDでの音楽を、あれほどまでに集中して聴くことはこれまでほとんどなかったと思います。例えば部屋で、音楽を聴いているって思っている時でも、辺りの物に手を伸ばして、なにかしらしています・・・。

何度も聞いたことのあった、ケルンコンサートでしたが、授業で聴いていた時に、最後の方の、最後まで続くリズミカルなモチーフが、最初に出てきたところがわかったような気がして、は!となりました。

家に帰ってきて、もう一度聴いてみたのですが、まず授業の時にわかったと思った所がどこだったのかもわからなかった上に、わかろうと思って聴くと、ここかもしれないと思ったり、思わなかったりする所が、なぜかいくつかあったりもして、結局ここだ!って答えはでていませんが、それもまた楽しくて、すごいな、と思います。こんな風に音楽を聴く楽しみ方もあるんだなって発見でした。

DVDで観た、演奏するキースの表情にも驚きました。

まさかあんなに苦しそうというか、聴こえている音楽からはまるで想像のつかない表情で弾いていたとは・・・。わたしには想像さえもつかない程の集中力と必要とするところから、あの表情は生まれるものなのかもしれないなとは思うのですが、実はキースはピアノ弾くのを、音楽を創り出すのを、相当に苦痛に感じているのでは・・・とさえも思ってしまいました。

また、コンサートの時に、フライングで拍手してしまうことについても、

キースの音楽がこれで終わりだって自分もわかった!キースと同じ気持ちでいられてます!ってことを一刻も早く伝えたいがためにフライングしちゃったりするのかもな、なんて思ったり、(・・・もちろん、わかってないし、キースと同じ気持ちなはずでもないのでしょうが)

さらに、キースはそのフライングを受けて、本当にそこで音楽を終えるから、観客に寄り添ってくれる、実に優しい人なんだろうなと想像してみたり、挙句の果てには、でも実際にはまだ終わってないんだよってことをわかってもらうために、意地悪みたいな気持ちもちょっとだけ含めて、そのまま弾き続けちゃえばいいのにって思ったこともあった自分を反省しました。

そんな気持ちはキースの音楽には必要なさそうですし、終えたんじゃなくて続けられなくなった、というか、続けられなくさせてしまっているのだろうな、と。

そして、ケンさんとキースとピアノと、ゆずのツアーのお話を聞かせてもらったことも、個人的にとっても嬉しかった、というか、ものすごく興味深かったです。リボンの時の、バンマスと登場されたキーボードマガジンに、「普段やっている音楽とはまったく違います」と書かれているのを読んで、ケン坊の普段はどんななんだろうとは思っていたと思うのですが、それでも、ピアノを弾いているのがケン坊!ピアノはケン坊!というところからケンさんのファンになったので、お話のような過程があったとは、なんだか不思議な感じです。

来年5月のトリオのチケット、最後のトリオですという公演案内のメールに誘発されて、早々と、しかも贅沢にもSS席で申し込みをしてしまいました。

トリオとソロではまた少し違うものなのかもしれませんが、授業でお話して下さったことや、感じたことがプラスされて、これまで以上にキースの音と音楽に、愛情と尊敬と、緊張を持って、聴きに行けそうです。まだまだ先ですが、今からとっても楽しみです。

最後には、可愛いスノードームと真っ赤なバラまで頂いてしまい、今でもまだ、かなり舞い上がっています。

授業と薔薇の記念に、新しく、『生と死の幻想』をお迎えしました。

授業の時のようにはまだ全然聴けていませんが、最初にかけた瞬間に、ラクダ、蛇、砂漠とかが浮かんで出てきそうな音楽にこれもキース!?と、ちょっと驚きました。幅が広いというか、色々な音楽に溢れている方でもあるんですね!そういえば、キースもマニアック、というお話も、印象に残っています。

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C#様
課外授業、とても楽しかったです(^o^)

参加された方たちも、皆さん気さくな方たちばかりで、和やかな雰囲気で良かったです(^o^)

キースジャレット、思っていたよりスーッと入って来ました!

初めに聴いた曲、目を瞑って聴いていましたが、私には心地よく、決して長くはなかったです。

終わった時には正直、もうそんな時間が経ったの?と思った位、聴き入っていました。

ちょっと難しい曲もありましたが、映像を観た時は、キースがピアノを弾くというより、キースの音をピアノが代わりに音にしている…みたいな、キースとピアノの一体感みたいなものを物凄く感じて、ドキドキしました。私が「ドキドキした。」と言ったのは、実は感動していたということです。

ケンちゃんが、「キース!キース!」と言っているのがわかった気がします。

私もピアノがあんな風に弾けたら!なんて、まだろくにコードも覚えてないのに(^^ゞ

これからのレッスンで、いろいろ教えて下さい。

よろしくお願いします。

後、今日は素敵なプレゼントをありがとうございました(^O^)

とっても嬉しかったです!大切に飾らせて頂きました!

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D#様
今回の課外授業、参加を決めてから時間がなかったのもあり、「キースを聴いたことがない状態」で臨みました。

まず言わせていただきたいのは「楽しかった!」ということ。(ありがとうございます!)一音一音を楽しむ豊かな時間が流れて、美味しいケーキと珈琲もいただいちゃったりして、贅沢だなーと。

当日一番長く聴いたのは24分の曲でしたが、すごくリラックスして聴けました。(全然疲れなかったです!)

普段はどうしてもヘッドフォンの世界なので、ああいった場所で聴くと「あたま」だけで聴くのではなく皮膚感覚で聴けて、それは「マイ ファーストキース(!?)」としてはすごく幸せだったと思っています。

印象的だったのは、聴いていると、 ハンマーが弦を叩いている画が一緒に浮かぶこと。これすごく、感じました。

また、映像とともに実感した「咳」の影響、フライングブラボーの罪深さ!等も興味深かった!!

全体を通して、川村先生が丁寧に作品の背景を教えてくれたあとで、実際の音を聴くと、聴き方がすごく深くなって、なんていうか、キース初心者なりの立ち位置でリスナーとしてキースと対峙する!?みたいな姿勢で聴けて、すんごくそれが面白かったです。

それにしても、あの美しい(もっと違う表現をしたいのですが、当てはまる言葉が見つからず、、)旋律が即興だとは 。。驚愕。

あれから、ゆっくりキースを聴き始めています。もちろんレジュメを見返しながら。

素晴らしい機会を与えていただいてありがとうございました!

またひとつ知らなかった素晴らしい音楽に出会えました!

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お寄せいただいた感想文、皆さんの声、それぞれの思い、本当に感激して読ませて頂きました。

どうも、ありがとうございました。

キースの音楽は、難しいかもしれません。「できるだけ多くの人に楽しんでもらおう、聴いてもらおう」という目的で作られるポピュラー・ミュージック(いわゆる「ポップス」)とは対極に近いと言いますか、ともあれ、誰にでも好まれるような音楽ではないですね。キースの一番の魅力である、ピアノ・インプロヴィゼーションのアルバムに関して、「正直、苦手」という方もおられます。また、「嫌い」というより、「好き嫌い以前に、そもそも、何だかよく分からない」という感想を持たれる方もおられると思います。

決してリラックスしたいときに聴ける音楽でもありませんし、クルマでなんとなく流して聴いて楽しいようなタイプの音楽でもありません。食事のBGMにも、まず合いません(曲、アルバムにもよりますが)。聴くにも、咀嚼にも力が要ります。いまどき、20分も30分も(なんと、1時間を超える曲もあります)、ピアノだけを聴き続けるなんて、なかなか気合いのいることですよね。

しかもその間、じっと耳を傾け、しっかりと対峙することを求められるような「強い」音楽です。勿論、へとへとにだってなります。でも、他の音楽では味わえない喜び、楽しみ、快感が、“音楽そのもの”が、キースの音楽には、あるのです。そして、その魅力は、僕にとって、他の何にも代えがたい、とてつもなく大きいものなのです(勿論、大好きな音楽はほかにも山のように沢山ありますが。キースは特別ですね)。

たった一台、ピアノだけを前に、約二時間、なんの準備も譜面も練習もなく、その日、その場、その瞬間だけの“音楽”を演奏をする。ホールの客席には、世界中の、耳の肥えた音楽ファンがびっしり。じっと耳を澄ませて、キースの一音、一音に耳をそばだてます。そんな中で、キースは守りにはいることが一切ありません。一度弾いたことは、二度と弾かないのです。常に、新しいものを生み出し続けることを、自分に課しています。こんなことをしている、というか、できる音楽家は、他にはどこにもいないのですよ。まさに、選ばれし人なのだ、というくらいしか、説明のしようがないのです。

キースは、それを、40年近くやっているのです。裏を返せば、40年、世界中の人々が、キースの音楽を聴きたがっているということです。そして、その喜びの大きなところに、「音楽が生れる瞬間に立ち会える」ということがあると思います。そしてそれが「世界中の誰も耳にしたことのない、世にも美しいもの」であることが、数多くあるのです。

しかも、ほかの音楽家ができることは、ほぼすべてやった上で、できる上で、なのですから、驚くしかありません。クラシック、ジャズも、ブルースも前衛音楽も、(ロックだって!)、全て最高レベルで弾きこなせる人なのです。テクニック的にも、20世紀最高のピアニストと言われるウラジミール・ホロヴィッツが、「彼のように弾きたかった」と言った天才黒人ジャズピアニスト、アート・テイタムという人がいますが、そのとんでも無い超絶技巧のアート・テイタムと並ぶテクニックを唯一持つのがキース、とも言われています。もう、ただただ不思議、という感じですらあります。

繰り返しになりますが、こんな音楽家は、他にはいません。世界で、唯ひとり、キース・ジャレット、というピアニストだけなのです。

課外授業の後、キースに関する二冊目の(古い)本を買いまして、今、読んでいます。彼の生い立ちから、90年代まで位のインタビューなどをまとめた本です。

まだまだ、全然序の口くらい(キース出生から、20歳になった頃くらいまで)ですが、もう、何度も何度も、驚き、また、「そういうことか」と思うことが沢山ありました。ページをめくるたびに、ドキドキしながら、わくわくしながら、読んでいます。

ひとつだけ…。キースの両親はキースが10歳の時に離婚をし、その後、家具もほとんど売り払わねばならぬほどのものすごい貧乏な子ども時代(兄弟は下にキースの下にも男の子が三人)を過ごしたそうですが、母親は、電気代が払えずに追い出されるように引っ越す時にも、何が何でもキースの為に「静かなピアノの練習室があること」という条件だけは守って、家を転々としたのだそうです。この前後の話だけでも、おもわず、ぷ、が3本位進んじゃいましたよ。

CDもまた何枚か買っていますし・・・もしかしますと、またいつか、やってしまうかもしれません。今回を超える、さらにマニアックなキースに関する課外授業、その名も「キース沼へようこそ。」いえ、…そんなタイトルはつけません(笑)。その時は、是非、よろしくどうぞです。

この度は、緑ちゃん倶楽部第二回課外授業にご参加下さいまして、本当にどうもありがとうございました。

またの機会にも、是非ご参加頂ければ幸いです。

川村ケン

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